バトゥミ国際空港でバスを乗り継ぎ、国境の村ゴニオに向かいました。
入国早々、拘束されたり、予約した部屋を騙されたり、色々嫌になって、あまり人がいない国境の村ゴニオに引っ越しました。
そこは、自然豊かで、野良馬が群れで闊歩している。
犬達も都会の犬と違い、とっても愛嬌がありました。
バルコニーからはトルコの山々が見える。
オフシーズンだったから観光客は、ほとんどいない。
村に1軒しかない商店のおばちゃんは、入国して初めて良くしてくれた人。ジョージア語で数字の数え方なども教えてくれた。
まずは、仲良しおばちゃん2人で切り盛りしている商店に、お土産のパウンドケーキを差し入れに行った。
店先にいたのは、1番可愛がってた野良犬ジョシーではなく見た事がない犬。
2か月前に来た時、おばちゃんは満面の笑みで「あー!まだいたの?日本に帰ったかと思ってた!」って凄い喜んでくれた。
今回も、驚くだろうなとワクワクしながらあいさつしながら店内に入る。
あれ、不愛想な、全然知らないおばさん二人。。。
明日賞味期限の、たくさんのパウンドケーキどうしよ。
買い物しないで出るのも変だから、毎日工事してた、管理人のマンちゃんに差し入れしようと、コーラを買って店を出ました。
嵐の中、引っ越して来て、度肝を抜かれた廃墟ホテル⇒こちら
1個も照明がなかったホテルエントランスに明かりが灯ってる!革命だ!
マンちゃんもいないし、犬達もいない。
2か月前は、奇麗なプールだったけど、またゴミ溜めになってる。
ビーチラインのボス、銀ちゃんだけは、この地を守っているだろうと、約1kmの銀ちゃんの縄張りだったビーチを探し回る。
いつも、土を掘り起こし、埋まるような感じで昼寝してた場所には、バレーのネットが張られていた。ロシア人が押し寄せ住む所を追われたのかもしれない。
見慣れた漁師のおじちゃん達の作業風景とトルコの山々が、悲しく見えた。
みんないなくなってる。。。
でも、次のバス停まで歩けば、途中で会えるかもしれない。
諦めきれないで歩いた。
次のバス停付近の大ボス、アムニもいない。
もう思い出のゴニオに来る事は無いかもしれない。
そう思いながらバスに乗りジョージア国境サルピを目指す事にしたのです。