市場で、あり得ない金額を請求された話

ジョージアのバトゥミには、いくつかのローカル市場があります。
住んでるエリアから1番遠いこの市場は、物も良いので重宝します。
この光景が、旧ソ連って感じですよね。

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ジョージアに来てから、よく歩くし、ビーチにも毎日行くので2人とも真っ黒。私はここ20日間ぐらいで2回も皮が剥がれました。ひと夏で2回も皮がむけるなんて、小学3年生以来です。
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見て、この雰囲気。旧鉄道のレール残ったままの、ローカル感。
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肉屋のおじさんなんか、頭落とした豚を、ズボン血だらけになりながら担いで持って帰りますからね。冷蔵車なんてないです。
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アルコール度数60度のチャチャを買いに来たら、覚えててくれて、約30%もディスカウントしてくれました。日本人の中でも、インパクト強めなので、こんなローカルな市場でも、何人も「よー元気?」って声を掛けてくれます。
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このデカい桃も、びっくりするほど安かったです。
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この小さなニンジンが、今日の主人公です。
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小さなニンジン2本の値段を聞いたら、おじさんが、にこりともせず厳しい顔で「オーリラリ!」そして、間髪入れず、後ろにいた、男も「オーリラリ!」
まるで、ジャイアンの後ろから「のびた!オーリラリ払えってんだい!」そんな感じ。
オーリは数字の2。2ラリは現在のレートで100円です。
こんな小さなニンジン。ありえない金額です。
しかし、おじさん、もう1度言いました。
ドスの聞いたしゃがれ声で「オーリラリ!」
ジョージアのローカル市場は、英語は通じません。
値札もありません。
どの国も同じですが、現地民と外国人は価格が違います。
それにしても、ひどい吹っ掛け様です。
あの大きい桃よりもはるかに高いのですから。
ほんとに、そこまで出かかってましたよ「おっさん、舐めてんのか!ごらぁ!」
振り返ってキャサリンを見たら、小銭入れ出してるから、「これで2ラリだってよ」って言ったら
「2ラーリ?!は!2ラリ????」
数秒の沈黙。。。土曜日で賑わってた市場の騒音は、まったく耳に入らず、永い時間を感じました。
そしたら、おじさん、私が持ってたニンジンを取り上げ、私に1本、キャサリンに1本持たせました。
「さっきの2ラリは冗談だよ!1本ずつあげるから持ってけ!」
さっきまで相場の何倍も、巻きあげようとしてた男とは思えないです。
信じられないから、ジョージア語で聞いてみました「エス、サチュカリ??」
そしたら「おー!何だ、お前、ジョージア語話せるのか?そうだ、プレゼントだ!お前らを驚かそうとしただけだ!」そう言って、一人で大爆笑。
近所の野菜売り場の人達も、大笑いしてる。
じゃありがたく頂く事にして、記念撮影をお願いしたらこんな感じです。
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私、一応笑ってるけど・・・目が笑ってない。。。
市場中みんな笑顔。
撮影してるキャサリンも爆笑してるから写真ブレブレ。
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この小さなニンジンと、ジャガイモで作る肉じゃがは、絶対美味しいに決まってる!
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