私達は新たな旅に出る事にしました。
いつもの裏道を抜け、ソ連住宅のブドウ棚をくぐり、通いなれたエリアに向かいます。
初めて通ったは3か月前は、枝と、少しの葉っぱしかなかったけど、ブドウがたくさん実ってきました。
通りに出ると、ごみ集積所が100mおきにあります。
ちなみにジョージアは分別がありません。産廃、医療品、瓶缶段ボールなんでも入れてOK!
車のバンパーだって捨ててあります。
どうりでバンパーない車が多いわけだ(笑)
いつもの店の裏で、オーナーとばったり!
「お~!後で行くから店で待ってて!」
彼はいつも忙しい。かなり働き者です。
シーザーサラダwithチキンで、キンキンに冷えたジョージアワインを頂きます。
オーナーが、一仕事終え、いつものように私達のテーブルに座り、店の味チェックを兼ねた彼の食事タイムです。
そして、3人で食うんだからな!って言いながら、強引に私達の皿に、自分の食事を持って行きます。
パンにはさんで食っても美味しいぞ!って言うから、チキンサンドイッチにしてみた。
彼が「マクドナルドだな」って言ったけど、「サブウェイだよ!」って楽しい時間は過ぎました。
本当に楽しい時間を過ごし、帰ろうかとした時事件が起きました。
ジョージア語で、お会計して下さいって言うと、若い女性スタッフが来た。
Googleの口コミで、スタッフがみんな変わっちゃったみたいな書き込みがあったので、優秀なスタッフ皆辞めたのかも。
なんて思ってたら、会計伝票見てびっくり。
いつもの値段を、黒く塗りつぶし1.5倍の金額が記入してある!
ジョージアの外食では、サービス料が10~20%上乗せです。
だいたいが10%。
注文の際に、私は価格を確認してたので、値上がりしてない事を知っていましたが、彼女に柔らかく聞いてみました。
「価格は上がりましたか?」
すると、全く違う事を言って、値段を書き換えた事を、認めようとしません。
そして、奥に行き、責任者を連れてきました。
オーナーは、食事して帰ったらしく、オーナーの娘が来たんです。
ワインの値段が書き換えてある事を言うと、オーナーの娘も認めません。
そして逆切れ、「あー良いよ、いつもの値段で」
その瞬間、キャサリンが「請求された分をきっちり払います!」そう言って、請求額を払いました。
漢ですね!
彼女は、オーナーと一緒のテーブルで食事したりするのを見ても笑顔すら見せません。
私達が、オーナーである父親と、仲が良いのを、よく思ってないのかもしれません。
オーナーの電話番号も知ってるので、店で起きた事を報告しようと思いました。
しかし、彼は仕事にとても厳しい人です。
店を任している娘夫婦を呼びつけ、怒鳴り散らすでしょう。
私達は一切、この事をオーナーに言わない事を決断しました。
つい先日、オーナーから「私達は友達です」って食事しながら言われたなぁ・・・
寂しいけど、私達が、離れれば、今回の事も、オーナーの耳に入らないで済むし。。。
で、さっそく、居心地の良い店探しに出かけました。
料理が口に合って、フレンドリーで、良心的な値段の店ってなかなかないんですよね。
探した店は、スープハルチョも美味しい。
オーストリも美味しい!
でも、なんかが違うんだよねぇ~。
という事で、居心地の良い店探しの旅が始まったのです。