1日に2度死にそうになった話①

 
毎日アップしてたブログがストップして、皆さん心配して頂き心から御礼申し上げます。
 
1日に2度も死ぬかもしれない経験なんて、007と私くらいでしょう。
 
1か月滞在した部屋をチェックアウトして、ソ連住宅にチェックインです。
調味料や、冬のコートなんかも増えたので、90Lのスーツケースを追加購入しました。
 
我が家の全財産はスーツケース5個、バックバック2個。
よくよく計算したら約200㎏という事が判明!

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この大荷物を持って、チェックインしようとしたら、まさかの停電でエレベーター停止してました。
 
仕方がないので、建物前で待ってると、スラム街の子供達に囲まれたり、アジア人差別で睨まれたり、それはそれは環境の悪いエリアです。
 
建物も、地震きた場合、真っ先に倒壊するような感じ
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対面の建物も今にも外壁落ちそうな感じ
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この画像見せるまで、ロシア人オーナーは信じませんでしたからね。
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とりあえず、鍵を受け取らなきゃいけないので、崩れそうな階段で12階まで。
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もう荷物運搬で死にそうだったのに、膝ガクガク。
 
オーナーに停電終了を聞いたら16時には終わると断言しました。
しかも、私は2回確かめて、正しい情報だと言い張るばかり。
 
でも、人の良いおばさんに、何時頃停電終わるのか聞いて驚きました。「20時よ」
 
5時間も小雨降る、危険エリアで待ち続け、もう限界。
 
キャンセルしてホテルに向かうと、オーナーにメッセージしました。
 
すると、そのエリアの住民は、みんな停電終了を待っていると。
ほんとに曲げないロシア人。
 
何も食べていないトイレも行けない状況。
しかも何時に部屋に入れるかもわからない。
 
もう、荷物持って、いつものデニーロの店行こうと、タクシーを呼びました。
 
そのタクシーが到着した瞬間、入り口のドアに電子錠がかかる音がしたのです。
 
タクシーを待ってもらって、4人しか乗れない小さなエレベーターに、200㎏の荷物を詰め込み、約5円のコインを投入します。
 
疲れはピークだけど、ようやくチェックインできる、そう思いながら狭いエレベーターが8階に来た時、いきなり止まりました。真っ暗。
 
こんな狭い中で閉じ込められて、もう人生1番のパニック。
 
たぶんここで死ぬ。。。
 
大声で「Help!」叫び続ける。
 
そしたら、見た目、魔女そっくりのおばあちゃんが外から開けてくれた。
 
「あんたお金入れないと動かないよ」みたいな事言ってる。
 
いや、お金入れたからここまで登ったんだよ(怒
 
でも、上に行かないから、入れるしかない。
 
そして、死の危険を回避し、12階へ。
 
ここまで、来るのに5時間以上。
ほっとしたのも束の間。
 
その階に、チェックインする部屋がない。
タクシーはずっと待たしてる。
焦って走り回る。
 
すると、その階の、ムーミンのミィそっくりのおばさんが「あたいが案内するよ、付いてきな」
 
後をついていくと、また階段がある。
 
13階じゃん!そう叫びました。
 
200㎏上げれんの?俺
 
おっしゃーって気合い入れながら、運ぶ私を見て、ミィおばさんは笑ってた。
 
上に上げるまでに、荷物盗まれないかヒヤヒヤした。
 
ようやく荷物を運び入れ、降りるためエレベーターまで走って行った。
 
すると、またこの表示
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うそだろー-----------------
 
上に行けたのは奇跡。
 
また、細い階段を12階下まで駆け下りた。
 
下に着いた私に、キャサリンがこう言った。
 
さっき親切に教えてくれたおばさんが「私は日本人をリスペクトしている。なんでも困った事があったら相談してね。」そう言って、自分の部屋に帰って行った。
 
が、すぐに慌ててキャサリンの元へ来て、スマホの翻訳アプリの画面を見せたそうな。
 
そこに書いてあったのは「ここのみんなは誰も信じちゃダメ」
 
この話を聞いて、汗だくだった私は、体が冷え切り、鳥肌が立った。
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