入国まで大変な苦労をしてようやくホテルチェックイン、そこでまた大事件。
もう事件の連続で、海外に来た時のワクワク感は全く無い。
色々と問題解決に忙しくまともな食事もできない。
ホテルの目の前の家族経営している24時間営業のコンビニがあるので行ってみた。
毎日新鮮なフルーツが1個20円くらいで売っている。
水とフルーツは驚くほど安く、とにかく美味しい。毎朝、数種類のフルーツで超贅沢な朝。
いつものように5時頃、フルーツを買いに行ったら、酔っ払いがレジ横でビールを2本抱えて、レジ担当のお姉ちゃんに絡んでいる。
おそらく家族構成は、品出しをしている男2人の兄弟、レジ担当は真ん中のお姉ちゃん。
お姉ちゃんはかなり迷惑したような顔で困ってたから、私が話しかけた。
すると彼は、絡むターゲットを私に変更して、ひたすら。話しかけてくる。
レジのお姉ちゃんから遠ざける作戦は成功したので、急いで部屋に戻った。
毎朝食べているレモンを買い忘れたので、明るくなってから再度コンビニへ行って驚いた。
酔っ払いの彼は、2本持っていたビールが1本になり、さらに大トラと化していた。
もうぐでんぐでんだ。
しかもレジは長蛇の列になっている。
50階建てのホテルの目の前のコンビニは、多国籍の観光客が朝からたくさん訪れる。
その人達が、酔っ払いの男のせいで、レジ業務が進まず大迷惑している。
私が、奴を連れ出さなければいけない。
「へい!まいふれんど!!」
彼はすぐ私に気づいて、「お~まいふれんど、またきてくれたのか?」って凄い喜んで、レジから離れ、外に連れ出すことに成功した。
そのすきを待ってたかのように、お姉ちゃんは、あっという間に行列の客をさばいてくれた。
出ていく客の顔を見ると、酔っ払いを睨んでいく人も多く、もう少し遅かったら喧嘩が始まってたかもしれない。
部屋に帰り、食事をして、少し散歩に出かける事にした。
キャサリンに朝の出来事を話したら、その酔っ払いがどういう奴なのか気になってたみたい(笑)
もう、何時間も経過してるので、いるかどうかわからないけど、コンビニに顔出してみた。
すると、もう、焦点も合わないほどぐでんぐでんに仕上がっている。
相変わらずレジ前に張り付いていた、たぶん、お姉ちゃんを口説いてるのかも。
キャサリンが気になってる男なので、また連れ出した。
「へい!ぶらざー!」
もう彼は上機嫌で、再々会を喜んでくれた(笑)
散歩に行くと言ったら、店の前にある車のところに連れてきた。
「俺がお前を車で案内するよ~」
私とキャサリン「いやいやいやいやいやいや~」
こんな奴の車に乗ったら、入国早々死ぬわ!
料理の味も濃いが、人もまた濃い。
にこりともしなかったレジのお姉ちゃんは、この事件をきっかけに私に本当に優しくなった。
契約内容と大きく違う部屋だったので、1か月満了を待たず、引っ越しするため、次の部屋を契約した。
ちゃんとしたお医者さんなので安心したが、まさか、あんな事になるとは。。。
ジョージアは熱い国だ。外は寒いけど。